もみじ動物病院だより
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予防の季節です!

すっかり暖かくなりました。

さっそくですが、ノミ、ダニ、フィラリアの予防の時期です。mushi_nomi

ノミは暖かくなると爆発的に繁殖します。

猫や犬の体に2~3匹いて、ノミの卵や糞があると・・・

ご自宅で繁殖していることがあります。

人も噛まれます。ノミアレルギーを引き起こすことがあるので注意しましょう。

実は学生の頃、実家の屋根裏に野良猫が住み着き、家中ノミだらけになったことがあります。飼い猫と飼い犬はもちろん家族もやられ、皮膚科に通いました。あの夏は人生で一番殺虫剤を購入しました。今でもノミを見るとぞっとします。

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マダニは草むらなどに潜み、通ったときにくっついてきます。

マダニが吸血する際は、口から頭まですっぽりと皮膚に埋め込みます。ちょっとやそっとの刺激では放れません。さらに、吸血されている間、痛みやかゆみなどの症状がないため、気づかないということもあります。 マダニに刺されて怖いのは、感染症です。中でも、最近注目されているのが「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)です。SFTSというウイルスを持ったマダニに刺されたことで起こります。潜伏期間は6日~2週間程度で、発熱、下痢、腹痛、嘔吐などの症状が現れます。現在は、まだ有効な治療方法が確立されていないため、重症化すると死に至る危険性もある怖い病気です。

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フィラリアは、寄生虫の名前です。

フィラリアが犬の体内に寄生することで、心臓付近に寄生します。散歩の途中でぐったりしたり、ハァハァと息切れをするようになったり、咳が出たり、腹水が溜まるなどの症状が出ます。

蚊がフィラリアに感染した犬の血液を吸血することで、蚊の体内には、フィラリアの幼虫が入ります。その後、その蚊が別の犬を刺します。そうすると、その犬の体内に幼虫が入り、フィラリアに感染します。
このように、フィラリアに感染している犬から感染していない犬へ、蚊が媒介となって広がっていくのです。犬の体内に入った幼虫は、血管の中で成虫へと成長し、心臓付近に寄生します。

お薬のタイプは、飲み薬・滴下剤・注射の3種類です。フィラリアに感染しないための薬ではなく、フィラリアに感染しても幼虫をすぐに殺してくれる「駆虫薬」になります。

どの寄生虫もとても恐ろしいものです。

そして予防・駆虫できるものです。ご家族と充分話し合って予防してください。