実は…以前から日曜日の時間短縮を検討しておりましたが、今回、私の利き手骨折に伴い、試験的に日曜日を午前中のみの診療とさせていただきました。
日曜日は、遠方から来られる方やかかりつけでない救急の対応が多く、診療時間を大幅にすぎることが増え、私たちが対応できる件数を超えることが多くなりました。
また、近年、“働き方改革”なる取り組みを求められるようになり、そのなかでも動物病院で最も問題になるのが「長時間労働」です。
診療開始は9時からですが、入院動物の看護・治療などを済ませて、外来患者さんをその時間に迎えるには遅くとも8時30分前には仕事を始める必要があります。
また午後は6時半までの受付とお願いしていても病気が相手ですからなかなか時間通りに終われることはありません。
それからお掃除などの雑用、翌日の準備等々ですから日曜日はスタッフが帰宅できるのが午後9時をすぎることは日常的になっていました。緊急手術などの場合は日付が変わってしまうこともあります。
「お昼休みが3時間もあるのに」と思われるかもしれませんが、この時間全てが休憩という日はなく、手術や往診、時間のかかる検査や処置はもちろん、入院の子のお世話や診療、事務処理、電話対応などお仕事をしております。
休憩は1時間を目標としておりますが、その休憩さえも難しい日もあり、臨機応変に対応している状況です。
上記のことと、スタッフの体調管理と疲労、長時間労働、働き方改革を踏まえ、企業としてのあり方を検討致しました。
ただ、土日しか通院できない方もいらっしゃることでしょう。
日曜日は全休ではなく、午前中は診療を続けるつもりです。
飼主様には多大なるご迷惑をおかけしますが、
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
院長 上村純平